歓迎会シーズンに要注意!アルコールは「心」「肝」を乱す?!アルコールの影響を中医学で解説

歓迎会シーズンになると、お酒を飲む機会が一気に増えますよね。「飲んだあとは楽しいけど、あとで気分が落ちる」「テンションが上がりすぎてしまう」そんな経験はありませんか?
実はこれ、中医学的に見ると“心(しん)”と“肝(かん)”のバランスが関係しています。

アルコールは熱い水。とっても特殊な液体です。
血液とそっくりな性質を持つため、体を温めたり一時的に巡りを良くしてくれる一方、血液と関りの深い肝と心の働きを乱してしまうのです。

今日はそんなアルコールについて中医学的に解説していきます。

【アルコールは血液と一緒?!】

こんにちは、国際中医師のひとしです。
春ですね。歓迎会シーズンですね。最近息子の習い事のお迎えに行くと、金曜日などは街中に人がいっぱい。ほんのり赤ら顔のサラリーマンたちでにぎわっています。

最近はスマドリ、アルハラなんて言葉が出るくらい、昔に比べるとアルコールとの付き合い方が大人しくなってきた印象があります。無茶な飲み方、飲ませ方なんかをして不幸な事故がおこったこともたくさんありますしね。
それでもやっぱり何かの折に集まる時には、多少の「飲み」が入る機会は多いもの。節度をもって飲めば楽しいものです。

さて、このアルコール。体にとってみれば、「血液と同じような液体」と言ったらみなさま驚かれるのでは?

中医学ではそもそも「水=冷たいもの」です。自然界では温泉などを除いて水は冷たい。
ですが、熱い、高い温度を持った液体というものが二つ存在します。
それが、血液とアルコールです。
「いやいや、熱燗はともかく、キンッキンに冷えてるじゃないですか、ビール。あれのどこが熱い液体なん?」
ごもっとも。

でも思い出してほしい。
液体自体は冷たい。でもアルコールを飲むと、カーってのどが熱くなるでしょ?普通の飲み物じゃならないでしょ?
まぁビール程度の度数じゃならないかもしれませんが、10%を超えたあたりから突然この「カー」が強くなる。あれに昔の人は思いをはせたんです。

サケ、アツイι(´Д`υ)アツィー

【アルコールは適量ならリラックス効果あり】

アルコールには、体を温めて「気血(きけつ)」の巡りを良くする作用があります。
そのため、少量であればリラックス効果があり、気分をほぐしてくれるのが特徴です。

アルコール自身が血と同じように働くので、温かい血が大好きな「心」は大喜び。
血がたっぷりあることで不安感も忘れ、顔がポッと赤くなります。
中医学で言う「心」は心臓でありこころです。
心が元気だと精神や感情が安定するのです。

また、全身の巡りがよくなることで、なめらかに流れている状態が大好きな「肝」も大喜び。
ストレス感がうすれ、ここちよくなってきます。
中医学で言う「肝」は肝臓の働きも持ちつつ、自律神経の働きも持ちます。
肝が乱れるとストレス感やイライラをうむので、気が立った状態になりがち。
肝が元気だとこちらも気持ちが安定するのです。

なんだ、ええやつやんアルコール。

【飲みすぎると心・肝が乱れる】

当然ながら問題は飲みすぎた場合です。

アルコールは熱を持った液体です。もともとの血よりも熱い液体。
熱いものが過剰に入ると、それを受け取る臓も熱を持ち、発火します。やば。

心に熱が入り燃えた状態を「心火亢盛(しんかこうせい)」と呼びます。

感情が高ぶりすぎたり、そのせいで眠れなくなったり、逆に強い不安感が出てしまったりしてしまいます。

また、肝に熱が発生し、燃え上がった状態を「肝火上炎」といいます。(これはアルコールだけでなく、過度のストレスなどでも起きる状態です。)

強い熱が上に上にあがることで、強いイライラ、ストレス感、頭痛、めまい、耳鳴りなどが発生しやすくなります。

飲みすぎ、ダメ、絶体。

【飲みすぎなくても頻度には注意が必要】

じゃあ適度に飲めばいいことで終わるじゃん!
と思いますよね。確かにほどほどでしたら強い負担はかかりません。
が、忘れてはいけないのは、
「アルコールは血のふりをして体内をめぐるけれども、しょせん血ではなく、そのうち出ていくもの」
という点です。当たり前ですがこれ大事。

からだは血がたっぷりある状態が大好きです。
なので一時的にせよお酒が入った状態は「好ましい状態」なのです。

これが繰り返されると、からだはお酒が入った状態に戻りたいと思ってしまう…つまり依存してしまう可能性があるということです。

こころが弱ってしまった人がお酒に逃げて(不適切な表現でしたら申し訳ございません)抜け出せなくなってしまうのはこういったことも一因としてあると思います。

【まとめ|酒は飲んでも飲まれるな】

とはいえ、やはりお酒をのんで、こころのブレーキを少し緩めて大いに語るのも楽しいもの。
節度をもって付き合うことが大事です。

ポイントは
・急激にアルコールが入ると急激に抜けるので、穏やかに摂る
・一緒にタンパク質(血といっしょ)を摂る
です。

ありきたりなお酒の飲み方ですが、
チェイサー(水)をしっかり摂りながら飲む。
枝豆、豆腐、肉などのタンパク質をおつまみでちゃんと摂る(少量でOK、塩分は気を付けてね)
こういった「みんな知ってる飲み方」が結局大事なのです。

飲み会が終わったら急激に体が冷えないようにあたたかい飲み物を飲むのも良いですよ。
あ、そういえば居酒屋では最後にあたたかいお茶を出してくれるところもありますね。
京都では「はよ帰れ」の意味かもしれませんが、ありがたくいただきましょう♪

いかがでしたか?中医学でみるお酒との付き合い方、おもしろいでしょう?

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