子どもが食べるのが遅いと、「もっと早く食べなさい」と言いたくなることがあります。
ですが中医学では、食べるスピードや噛む回数にも体質が関係すると考えます。
特に消化を担う「脾(ひ)」の働きが弱いタイプの子どもは、食べるのに時間がかかることがあります。
今回は、子どもの食べるスピードと中医学の「脾(ひ)」、そして「脾気虚」との関係について
国際中医師のひとしの嫁が、自分自身の体験も交えてお話します!
子どもが食べるのが遅い。ある日の昼ごはんで思ったこと
今日は日曜で、子どもたちに昼ごはんを食べさせていたときのこと。
末っ子(4歳)が、もずくを食べるスピードがめちゃ遅い。
もずく好きなくせに、食べるスピードがめちゃ遅い。
その隣では、大好きなチャーハンだったのでいつも以上に食べるのが早い次男。
(絶対こいつ、噛んでへんやろ…)
中医学をやっていると、
「よく噛む」ことの大事さが身に染みる。
(よく噛むことがなぜ大事かはこちらの記事)
そう思うと、末っ子の食べるスピードが遅いのは寛大にならざるを得ない。
(遊び食べ・手遊びで遅いのは論外ですが)
子どもが食べるのが遅いのは体質?私もそうだった
そのとき、ふと。
「そういえば自分も食べるの遅かったな…」
しかし35年も前の話。
今ほど子どもに寄り添ってくれる世の中ではなく。
食べるのが遅すぎた私は、ときどき先生の逆鱗に触れ、
0歳児がいる「赤ちゃんの部屋」で居残り給食をさせられることもしばしば。
今でもはっきり覚えてるぐらい、強烈な記憶。
大人になった今、先生の気持ちが分からないわけではない。
でも中医学の視点からすると、これはかなりの悪手。
子どもが食べるのが遅いのは「脾」が弱いから?
自己擁護するわけではないですが、
私は遊び食べをしていたわけではなく。
ただ単に、「脾」のタイプの子どもだった。
中医学でいう「脾」は、消化吸収を担当する臓。
この働きが弱いタイプの子は
- 食べるスピードが遅い
- 少量でお腹いっぱいになる
- 消化に時間がかかる
といった特徴が出やすいと考えられるんです。
そんな子に対して、
- 恥をかかせる
- 無理に食べさせる
- 急かす
こういう対応は、精神的にも肉体的にも負担になりやすい。
脾のタイプの子にとって、「よく噛む」ということは「脾を成長させてる」時間なんです。
つまり急かしたりすると、その機会を奪ってるのと同じ。
子どもがよく噛まない理由|私が選んだ「噛まない」という方法
なぜ自分が遊び食べしていないと言い切れるのか。
それは当時、
「どうやったら早く食べ終わるか」
を真剣に考えていた記憶があるからなんです。
(もちろん時には遊んでたかもしれませんが笑)
そして、意識したわけではないけれどたどり着いた答えがこれ。
《噛まない》
小学校に上がるころには、早食いガールになっていました。
だから小学校で食べるのが遅い子を見ると
「努力しろよ」
と思っていた記憶も。
でも今振り返ると、その努力の方向は確実に間違ってたんですが。
よく噛まないことが脾気虚の始まり
もし当時、大人が「よく噛むこと」の重要性を知っていたら。
そして
量を減らす
という選択をしてくれていたら。
もしかすると、違う未来もあったのかもしれない。
幼稚園のタイムスケジュールに合わせるのは必要。
それを否定する気は全くないです。
でも、
「決まった量を食べること」
にこだわる必要はないのではないか。
本当に大切なのは
1日3食で規定量を食べることではなく、
その子にとって過不足なく栄養が取れていること。
中医学を知ると、「脾」のタイプの子に無理に食べさせることが
どれだけ負担になるかが分かります。
そして、
よく噛まないことが
脾気虚の始まりになる。
それを知っていれば、親も先生も無理に食べさせることは減るかもしれません。
それが、本当の意味での多様性の尊重なのではないでしょうか。
子どもの頃の食べ方は大人の体質にも影響する
30代後半になった今、私は完全に脾気虚ベースの体質。
もし(ありえないけど)
幼稚園のころに「量を減らす」という選択をしてもらえていたら。
この脾気虚ももう少し違っていたのかもしれない。
そんなことを、ふと思ってしまいました。
まとめ|食べるスピードも体質のヒント
中医学では
- 食べるスピード
- 噛む回数
- 食欲
- 感情
こうした日常の小さなことも、
体質を知るヒントになります。
「なんでこの子はこうなんだろう?」
そう思う出来事も、
中医学の視点を知ると見え方が変わります。
子どもの食べ方と体質を中医学で見る
こうした内容を、日常の子育てや生活にどう活かすかをお話会でお伝えしています。
子供も自分も責めなくてよくなる。
それが中医学の面白さです。
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