こんにちは、国際中医師のひとしです。
今年も残すところあとわずかですね。寒暖差の大きい日々が続いていますがみなさんいかがおすごしでしょうか?
冬の冷えによる体調不良に悩む人は多く、特に足腰の冷え、腰痛、耳鳴りなどは季節と深い関わりがあります。
中医学では、冬は腎が影響を受けやすい時期とされていて、五行説に基づく養生法の一つとして「耳を温める」という方法があります。なのでこの時期我が家では妻が室内でも耳当てをしています。
「冬に腎をケアしなければいけない理由」
「なぜ耳当てをすると腎が整うのか」
これらについてわかりやすくまとめてみました。冬になると体調が悪くなる方はぜひチェックしてみてくださいね。
【冬の体調管理と中医学|耳当ての理由は五行説の中にある】
室内で耳当て、「なんで?」って思いますよね。
(ちなみに我が家が極寒というわけではありません笑)
実はこれ、中医学の「五行説」に基づく冬の養生法の一つです。
結論だけ先に言っちゃうと・・・
耳当てをすると「腎」があたためられるから。
なんのこっちゃい?
ですよね笑 これを理解するためにまずは五行説の基本を見ていきましょう!
【五行説とは?|自然や人体を五つに分類する中医学の理論】
五行説とは、自然界や人体などあらゆるものを木・火・土・金・水の五つの要素に分類する中医学の理論の一つです。
昔から中国では「5」という数字は特別視されてきました。身近な例で行くと、
- 指は五本
- ”五”体満足という言葉
- 方角は東西南北に今いる中央を入れて5
などなど、きっと「5」は意味のある数字だと考えられてきました。なので多少のこじつけもありながらいろいろなものを5つに分類しようとしたんですね。
でも、ただ分類するだけじゃなくて、分類されたグループ内、あるいはグループ同士が影響を及ぼしあうってのが五行説のおもしろいところです。
【冬・腎・耳は同じグループ|五行説図解】
こちらの図を見てみましょう。五行説にしたがってあれこれ分類したものを図に表すとこんな感じになります。

注目してほしいのは左上。
おや?腎と冬が同じグループにいますね。これは
「冬は腎が乱れやすい季節だよ」
という意味です。そして耳も同じグループにいます。これは
「腎は外界と耳でつながっているんだよ」
という意味です。
とにもかくにも冬は腎が乱れやすいらしい。
【腎が弱るとどうなる?冬に起きやすい不調あれこれ】
腎の働きが弱くなると次のような症状が出やすくなります。
- 足腰の冷え
- 夜中の頻尿
- 免疫力の低下
- 耳鳴り眠りの質の低下
- 物忘れが増える
(ちなみにいまさらですがここで言う「腎」は「腎臓」という意味ではありません。)
そしてこれらの不調は冬に腎が冷えやすい季節だからなんですね。
ではどうすれば腎のケアができるのでしょうか?
【冬の腎ケアのポイント|耳を温めれば腎が温まる】
大切なのは腎を冷やさないこと。
そして外界の寒さは耳を通して腎に伝わる…。
はい、もうおわかりですね。ここで出てくるのが?そう!
耳当て!
なんです。つながりましたね。
耳を温める=腎を温める
この養生法をストレートに行うのが、耳当てなんです。耳当て最強。
家の中でもしていいんです。
【漢方薬や薬膳だけじゃない|身近な中医学養生法】
いかがでしたか?耳当て、ほしくなったでしょう?
耳当てが品薄になる…なんてニュースはきっとでませんが笑
中医学の養生法には、特別な道具も使わず、すぐに始められるものも多くあります。
冬に特に冷えやすい人、不調を感じやすい人は、まず「耳を温める」ことからはじめてみてはいかがですか?
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